7月11日 長野メトロポリタンで開催されました「信州女性起業・創業サミット」に参加してきました。
https://www.pref.nagano.lg.jp/jinken-danjo/happyou/140610press.html
長野県副知事も出席されていました。
今、長野県では「日本一起業しやすい県」を目指し、起業推進や企業の新規発展を支援しているそうです。
参加者は女性が多数を占めていましたが、女性ならではの働き方を改めて見直していかなければいけないと感じたイベントでした。
有限会社モーハウスの光畑社長の基調講演では、「子連れ出勤」という勤務体制をしているそうで、早い人は出産後2ヶ月程度から徐々に体慣らしの勤務を始めるそうです。
こうすることで、妊娠、出産、育児で一旦退職して社会から離れてしまうブランクをできる限り少なくすることができるため、再出発(再就職)に対しても不安が減少するそうです。
また、再就職しない人もいるようですが、その方は、子育てがこんなに楽しいならと、第2子、第3子の出産を希望し、子育てをしていらっしゃるそうです。
そういえば、私も幼かったころ、母の職場に一緒に行ったこともあったような記憶があります。ストーブの周りで仕事が終わるまで遊んでいたような。
「子連れ出勤」とまで行かなくても、自分にあったライフスタイルで仕事をすることができるのであれば、それが一番良いのかもしれませんが、まだまだ難しいですね。
パネルディスカッションでは、3人の女性起業家が、起業することへの思いや、事業を行っていく上で最も重視していることなどを話していただきました。
経営者として最も重視していることとして
・仕事とプライベートを区別するより、好きなもの(事)で人に喜んでもらいたい。
・人よりも一つ上のサービスを心がける
・実力を伸ばすために依頼は断らない
・自分のなりたいイメージを持ち続ける(手段や方法は変わっても)
・自分のやりたいことをやり続ける。
・自分が最先端である現場にいること(常に現場を忘れていはいけない)
三者三様の回答でしたが、起業して成功している人たちであっても、まだまだ前進し続けている様子が伝わってきました。
こちらは女性に限らず、経営者であれば誰でも思うことかもしれません。それを実践し続けることが一番大変なのかもしれません。
また、女性社長の企業には女性社員を採用しやすい(女性従業員が多い)という結果が出ているようです。(参考:2013年度新規開業実態調査より)
女性同士というメリットがあるかもしれません。
同じ女性として、労働環境を考える社労士として、女性だけに限らず、今の時代やこれからのワークライフに少しでも取り入れてもらえるよう提案していきたいと思います。